体の筋肉の話(赤筋てなに?白筋てなに?)
こんにちは!からだケアの丹内です。
先日、釣り堀居酒屋で釣った魚をその場で食す体験をしてきました。
赤身魚、白身魚と同じ魚なのに何故色が違うのか皆様ご存じでしょうか?
そもそも赤身魚と白身魚の色は、筋肉の種類の違いにあるそうです。
生物の筋肉を構成する筋繊維には、赤筋(遅筋)と白筋(速筋)の2種類があり、これは、ミオグロビンという赤色の色素タンパク質を多く含むかどうかで分けられます。
ミオグロビンには、筋肉に酸素を多く供給する働きがあるため、ミオグロビンが多い赤筋は持久力に富み、その逆に白筋は瞬発力に富むという性質を持ちます。
赤身魚は回遊魚で泳ぎ回るため、持久力が強くあります。代表的な魚はマグロやカツオです。
一方、白身魚は普段は回遊魚ほど泳ぎ回らず、じっとしていることがあるものの、餌を捕まえたり、敵から逃げたりする為瞬発力が強くあります。代表的な魚はタイ、ヒラメ、タラなどになります。
ちなみに…
サケは赤身魚、白身魚はどちらでしょうか?
身は赤いですね!でも、身は赤く見えますが、実は白身魚らしいです。
ここまでは魚の話でしたが、人間に話を戻します。
特に私達が普段訪問させていただいている患者様はご高齢者様の患者様が多くおられます。
高齢者の特徴として、動作がゆっくりとなり、柔軟性の低下や筋力の低下が目立つようになります。何故そのようになってしまうのか?
その要因の一つに白筋(瞬発的な動き)の加齢に伴う減少が関係すると考えられています。逆に姿勢などを維持できないなどは、赤筋が減少している傾向にあります。
大切な事は日ごろのストレッチやトレーニング、皆さんの生活環境にあったトレーニングを行う事が大切です。