こんにちは!からだケアの小原です!
人生の中で、「背中丸くなるよ!」「真っ直ぐ座りなさい!」「正しく座りなさい!」と1度は言われた事はありますでしょうか? 言われると、気を付けなきゃ!と思いつつも、数分後には忘れ、元に戻ってしまう…
中々気を付ける事は難しいですよね。
今回は正しい姿勢と悪い姿勢、楽に姿勢を保つ方法の話を致します。
悪い姿勢一覧
(1) 背中猫背:骨盤が後傾し、腰(股関節)が前に突き出ている姿勢
(2) 反り腰猫背、お腹猫背:お尻が後ろに出てしまい、腰が反り腰の状態
(3) 首猫背、ストレートネック:顔だけが前に出てしまう姿勢
(4) 腰猫背:背中から腰に掛けてのS字湾曲が失い、C字の様に背中が丸くなる状態
(5) 側弯症:背骨が左右非対称な状態
猫背の原因
人間の背骨は横から見るとS字カーブを描いています。これはちゃんと目的があり、S字カーブを描く事で重い頭の重心を支えるサスペンション(衝撃吸収)の役割があります。
このS字カーブが失われた状態がいわゆる「猫背」と言われる姿勢となり、生活の中の原因としては「身体の重心のズレ」、「体幹部の筋力低下」、「下肢の筋力低下」により、重い頭を支え辛くなり、姿勢の崩れに繋がります。
それぞれの生活上での特徴ですが、
(1)背中猫背:体幹の筋力低下(腹圧)の低下により起こる
長時間座っている、デスクワークの多い方がなりやすい
※体幹強化とハムストリングのストレッチを行うと良いです。
(2)反り腰猫背、お腹猫背
前重心が強くなると、身体のバランスを保とうとして腰を反ってしまう
背中の緊張を強くして姿勢保持しようとします。ヒールを履いている方に多い
※体幹の強化と大腿四頭筋(太ももの前)とふくらはぎのストレッチを行うと良いです。
(3)首猫背、ストレートネック
別名スマホ首とも最近は言われる事が多いですね。
※首のストレッチ(首の後ろ、横をゆっくり伸ばす)を行う事と、肩甲骨周囲を動かす事で柔軟性が付き、可動範囲の改善、姿勢の改善に繋がります。
(4)腰猫背
年齢を重ねていくにつれ、体幹部、下肢の筋力低下、各関節の柔軟性の低下により背中のS字カーブが無くなってしまいます。
※様々な原因(圧迫骨折など)で猫背になってしまう為、状態に応じたトレーニ ングが必要です。
(5)側弯症 生まれつき背骨が曲がっている方(先天性)や原因不明で背骨が曲がってしまう(特発性)方、他の病気が原因で起こってしまう(病原性)の方とおりますので、医療機関と連携しつつ可能な運動を行えると良いです。
以上の様に姿勢一つ考えるとこれだけの姿勢変化があります。
最後に、正しい姿勢を保てているかチェックを行うポイントをお伝えさせていただきます。
チェックはいたって簡単。
壁を背中にして立ち、かかと、お尻、肩、頭、ふくらはぎを順番に付けます。腰の後ろにご自身の手のひらを入れてみてください。 手のひら1枚分の隙間があるのが理想です。
どこか1つでも壁につかない箇所があれば姿勢の崩れがあるかもしれません。
生活をしていると、姿勢の崩れは必ず出てきます。姿勢が崩れる事が悪いのではなく、姿勢変化がある事で、身体に必要以上の負荷がかからない様にしてくれているのです。
1番良くない事は不良姿勢を保持し続けてしまい、正しい姿勢⇔不良姿勢の振り幅が狭くなってしまう事が良くありません。
身体の柔軟性を保つ為にも、日々の運動が重要になりますので、皆様も意識して生活をしてみてはいかがでしょうか?