花粉症について
こんにちは。からだケアの萩原です。
花粉が飛ぶ季節になると始まり、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどが出てきます。
スギやヒノキなどの植物の花粉が原因で生じるアレルギー症状を花粉症と呼び、医学用語では季節性アレルギー性鼻炎と呼びます。
花粉症の症状が現れやすいのが、目と鼻です。
鼻の三大症状と言われるのが、くしゃみ、鼻水、鼻づまり。こうした症状は風邪と間違われやすいのですが、風邪であれば、1週間もすると治るのに対し、花粉症は花粉が飛んでいる時期は症状が続き、さらさらとした水っぽい鼻水が流れる事が多いです。
一方で、目の三大症状と言われるのが、目のかゆみ、目の充血、涙になります。
この他に、からだがだるくなる、熱っぽい、頭痛、イライラする、集中力が低下するなど多岐にわたります。
【花粉症のメカニズムについて】
くしゃみや鼻水、目のかゆみや充血など、いずれも入ってきた花粉を取り除こうとすることで生じるアレルギー反応です。
花粉が目や鼻から入ってきて、体内の免疫システムに異物や敵とみなされると、敵に対抗するための抗体が作られます。この抗体は花粉に接触するたびに作られる為、少しずつ体内に蓄積していきます。蓄積量があるレベルに達すると、次に花粉が入ってきたときに、アレルギー反応を引き起こす、ヒスタミンなどの化学物質が分泌され、くしゃみや鼻水といった症状を起こします。去年までなんともなかった方が花粉症になるのは抗体が一定量に達してしい引き起こされます。
花粉症と言えば、スギ花粉が良く知られていますが、このほかにもさまざまな花粉症を引き起こす植物があります。
●スギ(2~4月) ●ヒノキ(3~4月) ●イネ科 カモガヤ(5~6月) オオアワガエリ(6月~8月) ススキ(9月~10月) ●ハンノキ(1月~4月) ●シラカンバ(3月下旬~6月) ●ブタクサ(8月~9月) ●ヨモギ(9月~10月) ●カナムグラ(8月~10月)
花粉症かな?と思ったら自己判断せず、近くの医療機関にかかってください。原因植物の特定により対策もとりやすくなると思います。
【花粉症の治療について】
医療機関では症状を抑える対症療法と完全に治すための根治療法があります。
主に対症療法、内服薬、点鼻薬、点眼薬を使った薬物療法、レーザー手術根治療法、免疫療法などがあります。
鍼灸治療では、鼻や額周囲に鍼施術を行い、腹部を温め、体質改善を促し、花粉症の症状を和らげる治療をします。
【セルフケア】
大事なのは、花粉との接触をなるべく減らすことです。
●花粉が多く飛ぶ時期は、マスク、メガネ、帽子を着用する。
●帰宅したら、玄関の外で、花粉をよくはらい、衣服、頭髪などよく落として入る。その後、洗顔、うがい、鼻をかむなどをする。
●洗濯物をよくはたくもしくは、室内で干す。
●なるべく窓を開けない。
以上が花粉症についてのお話になります。