ヒートショックの予防について
こんにちは。からだケアの萩原です。
最近は寒暖差が強く、衣服のチョイスが難しい季節ですね。 特に暖かい部屋からトイレや脱衣所へ行くと、室温差に思わず震えてしまうことはないでしょうか?
この気温差が、ヒートショックを引き起こす原因にもなります。
ヒートショックとは、家の中の急激な温度差により血圧が大きく変動することで失神や心筋梗塞、脳梗塞などを引き起こし、体に悪影響を及ぼします。これは生活環境を改善することで、未然に防ぐことも可能です。
ヒートショックを起こす方の9割以上が65歳以上の高齢者と言われています。
特に75歳以上の方はここ10年で大きく増加してきていると言われています。
ヒートショックを起こさない為の注意点、入浴時
・入浴前と後に水分補給をする。
体内の水分が減ると血液がドロドロになりやすいです。
・食後1時間以上空けてから入浴をする。
食後は消化器官に血液が集まり、血圧がやや低くなります。
・お酒を飲むなら入浴後に。
飲酒は血管が拡張する為、血圧低下を起こしやすいです。
・部屋の間の温度差をなくす。
・入浴時にはゆっくり温まる、浴槽の湯温を低めにして(38℃から40℃程度)長湯をしない。
・浴槽から急に立ち上がらない。浴室に手すりを付ける。
急に立ち上がると血圧が急激に下がる為、立ちくらみを起こすことがあります。
近くに手すりがあると立ちくらみ時に掴まれるので転倒を防ぐことができます。
・他の人に入浴時に確認をしてもらう。
トイレでの注意点
・寝室はトイレの近くにする。
・トイレに暖房器具を置く。
・排便時にいきみすぎないようにする。
いきみすぎると心臓への負担が大きく、排便後は血圧が下がる為、血圧の変動が大きくなります。
以上の事を意識することで、ヒートショックのリスクを減らす事が可能です。ご自身で当てはまる項目がないか一度確認してみてください。そして少しでもヒートショック予防に繋がれば幸いです。